HOME » 効果的な治療法とは? » 副作用もある内服薬
最近になって肝斑の内服薬に関するCMをみる機会も増えたと感じる人が多いのではないでしょうか。
一般にも肝斑の名前を広く知らしめた内服薬として、「トランシーノ」が有名ですね。
トランシーノはトラネキサム酸という薬を用いています。
このトラネキサム酸は肝斑に対してどのような働きかけがあるのでしょうか?
トラネキサム酸とは、人工的に合成されたアミノ酸で本来は医療用に止血剤として用いられています。
作用としてはプラスミンという血液を溶かす物質の働きを抑える止血作用があります。
プラスミンはメラニンを生成するメラノサイトを活性化しますが、
トラネキサム酸によってメラニンの発生を抑えることから肝斑対策として期待されています。
またプラスミンはアレルギーや炎症反応とも関係があるため、
トラネキサム酸を服用することで抗炎作用や抗アレルギーといった作用もあり、
口内炎やじんましん、のどの痛みや腫れとなどの症状に対しても効果があるようです。
肝斑対策として飲んでいたら喉が痛くならなかったという声もあります。
トラネキサム酸はまた、化粧品に配合して美白化粧品として販売されることもあります(資生堂HAKUなど)。
女性の中には肝斑も口内炎も、と悩まされる人が多いので、
トラネキサム酸の服用はいろいろと便利そうに思えるかもしれません。
しかしトラネキサム酸とは本来、止血剤として用いられているもので、
肝斑などの治療にはどちらかといえば応用的に用いられていると考える方がいいでしょう。
止血剤ですから、血液が溶けにくくなり、副作用として血栓などが出来やすいという問題もあり、
服用には十分な注意が必要です。
有名な「トランシーノ」においても服用期間は2ヶ月と限定的で、
50代からは腎臓機能の低下や血栓症のリスクもあることから、服用は控え、
医療機関に相談するよう促しているようです。
これは肝斑が50代からは薄くなり、消えてゆく傾向があることから服用を薦めていないこともあるようですが、
血栓症の可能性がある人や、心筋梗塞や腎不全などにおいて
重大な影響を及ぼしかねないからという理由のようです。
また、女性にとって月経のリズムはとても貴重なものですが、
トラネキサム酸によって月経の経血量変化や月経周期の乱れを招く可能性も否定できないようです。
実際に服用してみた人の話では胸焼けがひどく、月経周期の乱れがちで体調が悪くなったため、
使用をさし控えるようになったという声が聞かれます。
飲むだけで肝斑対策が出来るのは便利と思われるかもしれませんが、
強烈な副作用によって身体のバランスを崩してしまっては元も子もありません。
肝斑対策としての内服薬使用は、よくよく注意する必要があります。